一般的にイノシシ肉は、牛肉や豚肉と比較してカロリーやコレステロールが低く、ビタミンB群が豊富で健康志向の方にぴったりとされており、また脂身が一番美味しく煮込めば煮込むほど軟らかくなり味が出ると言われています。
日本海と中国山地に囲まれた鳥取県のイノシシは、山々に育つ木の実など豊かな自然の恵みを食べて育っているので 良質な脂を蓄えて甘みがあります。また、鳥取ジビエでは、厚生労働省のガイドラインに沿った肉処理がしっかりとされているため、野生獣特有の臭みも全くなく、味も淡泊でしつこさもありません。 ジビエを食べ慣れた人もびっくりするほどの食味であり、ぼたん鍋以外にも、焼肉やしゃぶしゃぶ風、すき焼きなどでも美味しく食べられます。
イノシシ肉は、成長期に欠かせない良質なたんぱく質をはじめ、疲労回復や皮膚の健康、新陳代謝を促すビタミンB群が豊富に含まれています。
お肌もツルツルになるので女性にもオススメです。 また成長過程に必要な栄養素もたくさん含まれているため子供にもオススメです。
肉種 |
エネルギー (kcal) |
たんぱく質 (g) |
脂 質 (g) |
ビタミンB1 (mg) |
ビタミンB2 (mg) |
ビタミンB6 (mg) |
ビタミンB12 (μg) |
猪肉 | 149.0 | 16.8 | 8.3 | 0.24 | 0.29 | 0.35 | 1.7 |
豚肉 | 433.0 | 12.8 | 40.3 | 0.77 | 0.13 | 0.35 | 0.3 |
牛肉 | 317.0 | 16.1 | 26.4 | 0.06 | 0.17 | 0.18 | 1.1 |
100g当たりの栄養成分表
・ビタミンB1 糖質および分岐脂肪酸の代謝に用いられ、不足すると脚気や神経炎などの症状を生じる。
・ビタミンB2 生体内においては脂肪、炭水化物および蛋白質の代謝や呼吸、赤血球の形成、抗体の生産、正常 な発育に必要とされる。甲状腺の正常な活性の維持や、皮膚、爪あるいは頭髪をはじめ体全体の正常な健康状態 の維持に不可欠であり、不足すると口内炎や舌炎、皮膚炎、てんかん発作などの症状を生じる。 ビタミンB2は、白内障を含む多くの眼の疾患の予防や治療に役立ち、眼の充血、乾燥、かゆみ、眼精疲労といった症状を改善することもある。
・ビタミンB6 アミノ酸の代謝や神経伝達に用いられ、不足すると痙攣やてんかん発作、貧血などの症状を生じる。
・ビタミンB12 身体のすべての細胞の代謝に関与しており、特にDNA合成と調整に加え脂肪酸の合成とエネルギー産生に関与している。
捕獲したイノシシ肉の遊離アミノ酸含有量について調査したところ、ロース肉は、 うまみ成分であるグルタミン酸、甘みを示すグリシン・アラニンなどがバラ・ モモ肉よりも多く含まれていました。
また、抗酸化作用、緩衝作用、血糖値や血圧の抑制効果を有すると言われるアンセリン、 カルノシンの含有量を測定し、牛モモ肉の値と比較した結果、 イノシシロース肉に含まれているアンセリン含量は、牛モモ肉の約32倍も含まれていることがわかりました。
イノシシ肉のアンセリン、カルノシン含量 | ||
試料 |
アンセリン |
カルノシン |
mg/100g | ||
イノシシ | ||
ロース | 95 | 400 |
バラ | 21 | 120 |
モモ | 26 | 140 |
牛モモ肉 |
3 |
262 |
鳥取県内で捕獲されたジビエ肉の成分とその品質 鳥取県産業技術センター研究報告
筋肉に含まれているペプチド(アミノ酸でつながった分子の系統群)。旨味成分に深く関係している物質。
<生理機能>
・抗疲労効果
・活性酸素消去能
・血圧降下作用
・抗炎症作用
・尿酸値降下作用
カルノシンの成分であるイミダゾールペプチドは、私たちの筋肉の中でつくり出されるアミノ酸の一種で、活性酸素を抑える働きがあります。
<生理機能>
・疲労回復効果
・運動能力向上効果
・アンチエイジング効果
・生活習慣病予防効果
・糖化予防効果
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